年上

出会い系サイトで年上の男性と特別な大人の関係を!

後腐れのない関係を探していました。

1年前に彼氏と別れてからちゃんとした恋愛をする気になれず、適当に一夜限りの関係を繰り返していました。

セフレが何人かいた時期もありましたが、会う回数が増える度に飽きて冷めてしまいました。

何回か寝ただけで“俺の女”扱いされるのも面倒に感じて、結局全部切ってしまいました。

 

人と向き合うのが嫌になっていたのかもしれません。

好意を持たれることも重く感じていました。

セックス自体もそこまで好きじゃなかったのかな‥とすら思うようになっていました。

 

飲み会に行って新しく相手を探したりするのもおっくうでしたが、かといって何もない状況に寂しさはありました。

そこで出会い系サイトならもっと手軽に相手が見つかるのではないかと思ったのです。

ナンパについていくよりはまし、くらいの気持ちで始めてみることにしました。

 

登録してから何人かとメールをしましたが、なぜかいまいち気分が乗らずなかなか会うまでに話が発展しませんでした。

丁寧な対応をされるとなぜだか申し訳なく思ってしまったり、すぐ会おうと言われてもそれはそれで違和感があり、ずっと誰でもいいと思っていたけれど実際は違うことをようやく自覚しました。

 

2週間ほど経ってから、定期的に私のプロフィールを見に来ている男性がいることに気がつきました。

特に何かを更新しているわけではないのに、2日に1回くらいのペースでその人の足跡がついていました。

少し気になってプロフィールを見に行ってみると、写真にはロマンスグレーっぽい男性が少し微笑んで写っていました。

52歳、私の倍くらいの年齢で、お世辞にも若いとはいえず年相応といった感じです。

 

それまで同年代か少し年上くらいの男性とメールしていたので少し新鮮さを感じて、なんとなくスマイルをしてみました。

それが始まりでした。

 

翌日、その男性からメールが来ました。

内容は簡潔でだいぶあなたより年上ですがそれでもよかったらワインでも飲みにいきませんか、と。

私もプロフィールにワインが好きと書いていたし、最近のんでいなかったこともあって行くだけ行ってみようという気になり返事をしました。

男性からは返事のお礼と、ワインバーの場所が送られてきました。

「場所が分からなかったらお迎えに行きます」

とも書いてありました。

 

会う約束の当日、電車が遅れてしまいワインバーに着いたのは待ち合わせの時間を30分過ぎた頃でした。

薄暗い店内は週末なこともあって混み合っていました。

店員さんに待ち合わせと伝えると奥の席に案内され、そこにはロマンスグレーの男性の姿がありました。

「お待たせしてしまって申し訳ありません。」

私が声をかけると男性は少し安心したような笑顔で

「いえ、本当に来てくださったんですね。」

 

席を立った男性は身長が高く、スタイルの良さに驚きました。

がっちりした体格にスーツがよく似合っていました。

そういえばプロフィールに学生時代にラグビーをやってたと書いてあったな、とぼんやり考えていると彼は椅子をひいて微笑んでいました。

 

「あなたみたいな素敵な女性にお会いできるなんて嬉しいです。」

男性の言葉は嫌味がなく、とても品のいいものでした。

「私もこんな素敵な男性に出会えるとは思ってもみませんでした。」

自然に口から出たのはお世辞ではありませんでした。

親子ほど年齢が離れた男性に色気を感じたのは初めてでした。

 

何より気になったのは、彼の手。

大きくて厚みのある手のひらと長い指。

少し血管が浮き出る甲も男性らしさがありながら、妙にいやらしさを感じていました。

 

「お若いのに随分落ち着いてらっしゃるんですね。」

なんだか見透かされているような気がしました。

 

「ホテルの部屋を取ってあるんです。」

他愛もない会話とワインを楽しんだ後、ホテルのキーを出した彼の手を見つめました。

薬指に指輪があることも分かっていました。

ワインのせいもあるのかとても気分がよく、手馴れているなと感じながらも私はその誘いにのることにしました。

 

部屋に着くと彼は先にシャワーを浴び、私は彼の用意してくれていたシャンパンを飲みながら待っていました。

個人的なことはほとんど話しませんでしたが、それでも彼を魅力的に思ってしまったのは事実です。

大人の男性の余裕と、ミステリアスで少し危険な感じがするにも惹かれたのかもしれません。

 

私がシャワーを浴びて出ると、優しく抱き寄せられベッドに腰かけました。

「足を開いてください。」

 

今までに経験したことのない快感が私を襲いました。

終始丁寧な口調も私を狂わせていきました。

彼の指が私に触れる度に頭が痺れて、私はされるがまま受け入れるしかできませんでした。

 

何度もイキそうになる度に手を止められ、私にも限界が訪れました。

「次はどうして欲しいですか?」

彼の問いかけにやっとの思いで答えました。

「‥入れてください‥」

 

彼のモノはすごく固くて、私の奥まで一気に入ってきました。

彼はその長い指で私の口の中をいやらしくゆっくりかき混ぜました。

声を出さずにいられなくなり、私は必死に彼にしがみつきました。

何回かイッた後もうしろから何度も激しく突かれて、終わりまでの記憶はありません。

 

朝起きると彼の姿はなく、テーブルにメモが置いてありました。

『また今度、お会いできるのを楽しみにしています。』

会話の中で日本にいることは少ないと行っていました。

きっとこれっきりかもしれませんが、私にとっては十分満たされた時間でした。

 

今回のことでセックスはただの行為だと思っていた自分の認識が変わり、なんだか目の前が開けたような感覚を覚えました。

今度もし彼に会えるなら、もう少し違った自分で会えそうな気がしています。

 

普段出会えない年齢の男性とも気軽に出会うことができるのがイククルです。

今まで経験したことのないようなセックスができるお相手も、もしかしたら見つけられるかもしれません。

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