同窓会で訪れた心境の変化
私は30歳、会社員です。
学生時代に彼氏と別れてから浮いた話はなく平凡な毎日を過ごしています。
20代の半ば頃までは会社でも彼氏の有無や紹介話もありましたが、後半になるにつれてそんな話もなくなり私自身も親が晩婚だったためそこまで気にしていませんでした。
しかし先日行った高校の同窓会で危機感を覚えました。
久しぶりに会った友人たちは仕事で成功していたり結婚して子供がいたり、みんな別の世界の人のように見えたのです。
中でも衝撃だったのが当時仲良くしていたミカの存在でした。
彼女は私と高校時代に仲が良く大人しい印象の女の子で、メールをすることはあったのですが十数年ぶりに会ったミカは驚くほど変わっていました。
なんでもお付き合いしている男性が3人いるらしく中には身体だけの関係の人もいるとのこと。
大学時代から一切浮いた話のない私にとっては刺激的すぎる話でした。
時が経ってみんな大人になっていましたがクラスでモテていた女の子より正直一番ミカが一番キレイだと思いました。
そんなミカに「ここで誰か捕まえちゃえば?」と言われましたが自分だけ取り残されたような気持ちで、もとから積極的になれないタイプなので二次会にも参加せず同窓会を後にしました。
私にはなにもないんだなと虚しさも感じていました。
不安を忘れるほど楽しい毎日に
このままじゃいけない、と思いいろんな出会いの手段を探しはじめました。
結婚していた同級生の一人が婚活アプリで知り合ったときいていろんなアプリに登録もしました。
でも普段仕事でしか男性と話さない私はうまく返答ができずなかなか進展しません。
そこで思い切って出会い系サイトにも登録しました。
あまりよくないイメージもあったのですがとにかく必死でしたし、なによりミカの話が頭から離れず私ももっといろんな男性と付き合ってみたいと思ったのです。
この年でもう無理だろうなとも感じてはいました。
婚活アプリで少し会話が弾んだ男性にずっと彼氏がいないことを打ち明けるとなんとなく態度がよそよそしくなっていたのでネットに出会いを求めるのは間違っているのかなとも思っていました。
しかし登録したハッピーメールでは話が違いました。
イメージと違ってみんな雰囲気のいい人ばかりでしたし年齢についてもずっと彼氏がいないことを言っても前向きな言葉が返ってきます。
私はしばらく何人かの男性とメッセージのやりとりを続けました。
最初の不安を忘れるくらい毎日誰かと連絡を取ることの楽しささえ感じていました。
年下の男の子と身体の関係を…
新しいメッセージもどんどんきました。
私に積極的になってくれる男性もいました。
その一人がツカサくんで24歳の男の子です。
私が年齢のことを言っても気にせずフランクに接してくれて、彼氏がいないことも「真面目なんですねー」と返答してくれました。
私も舞い上がっていたのかもしれません。
ツカサくんから直接会おうと言われたときも喜んで承諾しました。
久しぶりに服を買ったりドキドキする感情もありました。
ツカサくんは年齢より幼く見えましたがしっかりしていて私のためにお店も予約してくれました。
メッセージをやり取りしていたせいか久しぶりに男性と二人で会うのにも思っていたより緊張はしませんでした。
「なんで彼氏作らないんですか、もったいないですよ」
お世辞とわかっていてもそう言ってくれるのが嬉しくて話も盛り上がり、気が付くと終電間際の時間になっていました。
帰りどうしようと心配にもなりましたが本心は帰りたくないと思っていました。
私の気持ちを察したのかはわかりませんがツカサくんは私を誘ってくれました。
「でもだいぶ年上だし、私なんか…」と言いかけるとツカサくんは私の手を握りました。
10年ぶりに触れた男性の手。
私はそのままツカサくんと一緒にホテルに行きました。
自分で自分の行動に驚いていましたが、もう流れにのってしまおうという気持ちでした。
ツカサくんは優しくキスをしてきました。
彼はそのまま胸を触り私の服を脱がせていきました。
恥ずかしさよりも興奮していたのを覚えています。
ただ久しぶりすぎてちゃんとできるか心配もありました。
でも私のフェラに反応するツカサくんを見てそんな気持ちは薄れていきました。
セックスの気持ちよさと自分より年下の男の子の感触がたまらなくて、ツカサくんにリードされつつも私は夢中に腰を振っていました。
むしろ大学時代のセックスに積極的になれなかった私より大胆になっていた気もします。
もういままでのなにもない自分とは違う気分でした。
ツカサくんと会ってから私は目覚めたように出会いにも男性にも積極的になれました。
しかもそれきりだと思っていたツカサくんとの関係も続いています。
当分婚活アプリよりハッピーメールを使うことになりそうです。